福永厩舎の初陣として注目された一戦は、9番人気のレディバグ(牝6、北出)が鼻差で差し切った。武豊騎手&福永師のレオノーレ(牝5)が逃げ切る寸前でとらえた。

酒井騎手は首に抱きついて愛馬をねぎらい「この馬にはデビューから乗せてもらって思い入れが強い。話題をかっさらって申し訳ないけど、僕もなんとか花道をつくってあげたい気持ちだったので」と、相棒への思いを口にした。

北出師によると、今後は引退して繁殖入りする予定という。「KYやな。ヒールですわ」と冗談もまじえながら「あの位置で(届くか)大丈夫かなと思ったけどね」と愛馬の末脚に驚いていた。