関東の大物シュトラウス(牡3、武井)は美浦ウッドチップコースを単走で追い切られた。北村宏騎手を背に5ハロン69秒6-ラスト11秒2。1週前追い切りは折り合いを欠き、暴走気味に同63秒2-12秒5の猛時計を出したが、この日はゆっくりとペースを上げ、直線は鋭く加速した。

武井師は「前走(朝日杯FS10着)は調教でできるだけのことをやって臨みましたが、本番で失敗してしまった。今回は先週、併せ馬でチャレンジしましたが、しっかりと段階を踏めていなかったので、うまくいきませんでした。今週はできることを確実に、というテーマで単走で折り合いの確認をして、うまくやれたと思います。日曜の坂路では馬の後ろで我慢できていて、できることは着実に増えている。レースは、ある程度のペースで流れて、うまく乗ってほしいなと思います」と評価を語った。

「毎日毎日、この馬を見るたびにメチャメチャいい馬だな、って思うんです。今朝も直線を向くまではゆっくりで、『え、これで追い切りなの?』という風に見えたと思いますが、それでもいい時計が出ている。あらためて能力はとんでもないモノを持っていると思ってます」と馬への信頼を口にした。