南半球ニュージーランドのウエリントン(北島)にあるトレンサム競馬場で16日、ニュージーランドオークス(G1、芝2400メートル、16頭立て)が行われた。「マサ・ハシヅメ」こと日本人の橋詰大央(はしづめ・まさひろ)騎手が騎乗した4番人気ポジティビティー(牝3、父アルマンゾル)は惜しくも2着に敗れた。

3番枠から抜群のスタートを切ったポジティビティーは好位のイン2、3番手を追走。絶好の手応えで直線を向いたが、大外を伸びた2番人気ポルクリチュディネスに差し切られ、1馬身4分の3差2着だった。勝ちタイムは2分29秒67(馬場状態はソフト)。

ニュージーランドオークスは日本馬とのかかわりも深く、03年にシンコウキング産駒ブランブルローズ、09年にジャングルポケット産駒ジャングルロケット、昨年はサトノアラジン産駒ペニーウェカが制している。13年に勝ったモアザンセイクリッド(菊花賞馬ドゥレッツァの母)は繁殖牝馬として来日した。