土曜阪神の毎日杯(G3、芝1800メートル、23日)では、日刊スポーツ賞シンザン記念の覇者ノーブルロジャー(牡、吉岡)が重賞2連勝を目指す。

前走は18頭立てで出入りの激しい競馬となり、道中は中団でもまれたが、直線で大外に持ち出されると、1頭だけ違う脚色で差し切った。レース後には川田騎手が「なかなか大変なところもありましたが、能力の高さを見せてくれたレースでした」と評価した。

この中間は折り合いに重点を置いてきた。吉岡師は「3週前に帰厩し、アイシールド(目を保護する馬具)を着けて馬の後ろで我慢する調整をしてきた」と話す。というのも、現在ローテーションが決まっているのは「毎日杯まで」(同師)。当然、今回の結果がその先の進路に影響する。折り合って好走したならば、クラシック戦線も検討されそうだ。【岡本光男】