ドバイターフ(G1、芝1800メートル、30日=メイダン)に参戦するダノンベルーガ(牡5、堀)が20日、国内最終追い切りを行った。

ブリンカーを着用し、美浦ウッドを単走。序盤から行きっぷりがよく、馬場の真ん中を鋭い脚さばきで駆け抜けた。気合を付ける程度で5ハロン67秒3-11秒2(馬なり)と好時計をマーク。昨年2着のリベンジへ向け、好気配を見せた。

堀宣行師は「今回のトピックスはブリンカー着用で、昨秋は体調の問題だけでなく、ずるさが出て能力を引き出せなかった印象もある。14日の追い切りは3頭併せで速いラップ(6ハロン80秒3-10秒9)を出したが、20日は乗り手が扶助しなくても、自らから進んでギアが入った。調教では(ブリンカーの)効果があるし、精神面では昨年の経験も生きてきそう。昨年よりいい状態で臨めるように仕上げていきたい」と見据えた。