キタサンブラック産駒のエセルフリーダ(牝3、武藤)が3、4角最後方からゴール前で突き抜けた。勝ちタイムは2分0秒4。

折り合いをつけながら末脚を温存し、直線勝負に懸けると、タフな馬場をものともせず、上がり最速35秒1で堂々抜け出した。武藤騎手は「返し馬でめちゃくちゃ具合の良さを感じました。タメを作りたいと先生とも相談して、今日は意識的に下げて競馬をしました。ソラを使う馬ですが、最後にいい目標ができたし最後まで走り切ってくれました」と会心の勝利を振り返った。

武藤師は今後オークストライアルのフローラS(G2、芝2000メートル、4月21日=東京)に向かうことを明言した。師は「イメージ通りの競馬ができました。すごく具合は良かったんです。(次は未勝利を)楽勝している舞台ですからね。ためた方が長くいい脚を使えると思います」と手応えをつかんでいた。