若き名手が連覇を狙う。アーバンシック(牡3、武井)とコンビを組む横山武史騎手(25=鈴木伸)が10日、皐月賞(G1、芝2000メートル、14日=中山)の共同会見に臨んだ。1週前追い切りに続いて同馬の最終追い切りに騎乗。3頭併せの大外からハビレ(3歳オープン)、ナスノカンゲツ(古馬2勝クラス)に先着し、5ハロン68秒8-11秒3を計時した。鞍上は21年エフフォーリア、23年ソールオリエンスで皐月賞2勝を挙げており、同レース3勝目がかかる。一問一答は以下の通り。

<横山武史一問一答>

-前走の京成杯は2着

横山武騎手 まずは気持ち的に難しいところがあるので、返し馬から気を付けていました。もちろん競馬場の中で覚えさせて勝てることが最高でしたが、僕自身もあまりうまく乗れなくて勝てなかったのは申し訳なかったです。

-気持ち的に難しいところとは

横山武騎手 新馬は北海道でおろしましたが、そのときからあまり人の指示に対して言うことを聞かないと言いますか、指示通りにいかないことが多くて。まだ難しいところもあるんですけど、少しずつ適応してきています。

-2週続けて追い切りに騎乗

横山武騎手 1週前追い切りは少し重く感じたので、かなり強めにやりました。その効果もあったのか、当該週の追い切りは動きが素軽くなっていましたし、なによりキャンターにおろしたときの雰囲気が良かったです。

-調教後、武井師とはどんな話を

横山武騎手 ハミの取り方も不必要な力を使うことなく走れているので、そのへんもすごくいいですと話しました。

-3戦全てでコンビを組んでいる

横山武騎手 成長段階ではありますが、気持ちの面がかなり良くなったと感じています。それぐらい新馬のときはじゃじゃ馬だったので。もちろんまだまだ油断はできない状況ですが、調教の内容もやれることが増えてきましたし、1歩1歩ですが着実に成長していってくれているのかなと思います。

-レースのイメージは

横山武騎手 僕としては末脚はすごいというより、まだ後肢に筋肉がついていなくて、ゲートでポジションが取れないだけで、結果としてしまいが伸びているだけなので。ポジションが取れる競馬もできる馬だと思います。

-昨年のソールオリエンスに続いて連覇がかかる

横山武騎手 個人的には相性のいいレースだと思うので、アーバンシックと皐月賞を取れるよう頑張りたいと思います。

-最後に意気込みを

横山武騎手 まずは無事にけがなく回ってくるが人馬とも大事なことだと思うので、それを意識しつつ、しっかりと結果を残せるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。