フローラS(G2、芝2000メートル、21日=東京、2着までオークスの優先出走権)の最終追い切りが18日、美浦トレセンで行われ、未勝利勝ちから臨むバロネッサ(田中博)が軽快な動きを見せた。

初コンビの津村騎手が2週続けてまたがり、ウッドで2頭併せ。序盤で若干頭を上げる場面もあったが、すぐに冷静さを取り戻し、4馬身半追走したアイベラ(古馬1勝クラス)に半馬身先着。6ハロン82秒2-11秒1(馬なり)をマークした。鞍上は「いい動きでした。口が敏感なところはありますが、コントロールは難しくないです」と好感触を示した。

前走の勝ちタイムは同日に同舞台で行われた共同通信杯を1秒8上回る好時計。鞍上は「ペースが違うので一概には比較できませんけど、速い時計で走れるのは能力があるからこそ。開幕週の馬場はプラス」と期待を込めた。

◆津村騎手の“テン乗り”重賞制覇 06年ラジオNIKKEI賞をタマモサポートで制すなど過去6度“テン乗り”での重賞勝利実績がある。今年の中山金杯(リカンカブール)も初コンビで制している。