デビュー3年目の女性ジョッキー今村聖奈騎手(20=寺島)が、今年のJRA2勝目を挙げた。単勝1・8倍に支持された自厩舎のランランガールで先手を奪うと、勢いそのまま押し切った。同馬とはデビュー戦からコンビで4戦連続2着と惜敗が続いており、うれしい初勝利となった。

今村騎手自身は1月27日京都4R(ファストレーン)以来、87戦ぶりの勝利となった。

「やっと勝てました。馬は中1週でしんどい思いをしたと思うんですか、スタッフが丁寧な仕上げをしてくださりました。中1週でテンションが上がっていて、いつもと違う雰囲気だったので不安がありましたが、馬がそれを払拭する走りをしてくれて私を勇気づけてくれました。惜敗続きでなかなか勝てませんでしたが、なんとかチャンスをいただいている内に勝ちたいと思っていました。馬主さん、寺島先生をはじめ、関係者の方々に感謝したいです。人馬ともにケガなく、前を向いて頑張っていきたいです」

レース後は笑顔とともに、安堵(あんど)の表情もあった。