20日に開幕した春の東京開催、最初の芝のレースだった4R(3歳未勝利、芝2000メートル)は3番人気ヴィントシュティレ(牝、古賀)の大逃げが決まった。鞍上は津村明秀騎手(38)で勝ちタイムは2分0秒4。

4角で後続を10馬身以上離す大逃げに場内は大歓声。直線の坂を上がって追い出されると、最後は2着パンドジェーヌの猛追を振り切って先頭でゴールした(上がり3ハロンは37秒5)。ヴィントシュティレは父がモーリス、母が11年オークスで2着に逃げ粘ったピュアブリーゼという血統。デビュー5戦目で初めて逃げの手に出て、初勝利をつかんだ。場内の実況アナウンサーが「津村、お見事」とたたえる鞍上の思い切った仕掛けも光った。