24日に大井競馬場で行われた「ダート3冠」の初戦、羽田盃は6月5日に行われる2冠目の東京ダービー(Jpn1、ダート2000メートル、大井)の優先出走権をかけた白熱のレースになった。

地方馬は上位3頭、JRA所属馬は5着以内の上位3頭に東京ダービーの優先出走権が与えられる仕組み。「新体系」初年度の記念すべき羽田盃は8頭立てと少頭数になったが、白毛馬アマンテビアンコが快勝し、紅一点のアンモシエラが2着に粘り、船橋所属の最低人気フロインフォッサルが3着に好走するなど、見どころの多い決着だった。

大井所属で5着に入ったムットクルフェ(牡3、的場直)の会田裕一オーナー(ハッピーオーナーズクラブ代表)は自身のX(旧ツイッター)に「ハッピーオーナーズ共有ムットクルフェ5着、掲示板載ったぞ!!東京ダービー出走権獲得!!」と歓喜の投稿。一夜明けた25日には「昨日の羽田盃5着のムットクルフェ。本馬の母はサラオクで購入し自分で走らせていた馬。初子を亡くしてしまったため健康を意識してアウトブリードになるトビーズコーナーを付けたらイメージ通りタフな子が生まれて来た。出否は状態次第も自分で考えた配合の馬で東京ダービーに挑戦。夢、あるなあ」と熱い思いを投稿している。