深谷知広(34=静岡)がS級S班に復帰して初の優勝を飾った。昨年8月の松戸以来20度目のG3制覇。前を任せた根田空史が不発に終わると、2角から自力に転じて逃げる清水裕友を4角でとらえた。2着に阿部力也、3着は大槻寛徳が続いた。

深谷のパワーがうなりを上げた。「遠回りになったが、何とか越えられて良かった」。不発で膨らんだ根田を迂回(うかい)する形の仕掛けだったが「いい位置まで運んでくれた。根田さんの頑張りのおかげです」と奮闘に結果で応えた。

G1日本選手権(ダービー)直後のシリーズで、コンディショニングも難しかった。その中でもS班としての責任を全うした。「S班として優勝がないのは気にかけていた。うれしいけど、その先に必要な優勝がある。そこをしっかり目指していきたい」。勢いがある南関勢の中心選手として、残された4つのG1で結果を出したい。【音無剛】