幸せな花の香りに誰もが心を奪われた。
先週行われたG1ヴィクトリアマイル。14番人気のテンハッピーローズが3連単91万円超えの大波乱を演出した。思わぬ伏兵の登場に度肝を抜かれた人も少なくはなかっただろう。しかし、別の角度からレースを振り返ってみると…。一見、予想が難解なこのレースにも馬券的中のヒントは隠されていた。それは調教でもパドックでもない、全く別の場所に。
世の中には不思議な引力が存在する。もちろん競馬の世界にも。ヴィクトリアマイル当日の5月12日は母の日だった。そして勝ったのはテンハッピーローズ。ハッピーローズ。幸せのバラ。母の日と言えば花を贈る…。強引ではあるが馬券が的中するのであれば、何にでもすがりたいところ。「迷った時には引力馬券を買え」は、ばかにできないことを今年の重賞の結果も物語っている。
まずは皐月賞。結果はジャスティンミラノの制覇となったが、この馬の2週前、1週前と攻め馬をつけたのが藤岡康太騎手だった。天国にささげるレコードタイムでの勝利は人々の心に深く刻まれた。
次は4月27日、青葉賞。1着は7番のシュガークン。その愛くるしさから私も注目していた1頭だったのだが、ここで注目すべきは馬番が「7」だったということ。青葉賞の過去5年のレース結果を調べてみると、馬番が7の馬は2020年2着、21年3着、22年2着、23年9着、そして、24年は1着と、好成績を残している。なぜ7番を強調するのか、もうお気づきの人もいるかもしれないが、青葉賞を省略せずに書くと「テレビ東京杯青葉賞」。7チャンネルの引力、恐るべしだ。
レース名×馬名も当てはまるとビビッとくる組み合わせの1つだ。2月10日に行われたクイーンカップではクイーンズウォークが勝利。クイーンカップでクイーンズウォーク。なんとも気持ちのよい組み合わせだ。
2月17日のダイヤモンドステークスでは、今やG1馬となったテーオーロイヤルが勝利。ちなみにダイヤモンドの世界3大カッターズブランドは「ラザールダイヤモンド」「モニッケンダム」そして「ロイヤル・アッシャー」。ダイヤモンドと言えばロイヤル。馬券的中のためにも小学校の教科書に載せるべきだと思う。
今回はごく一部しか紹介できなかったが、他にもたくさんあるので是非いろいろな引力を探してほしい。ということで、オークスは◎ミアネーロで勝負したい。たくさんの感動を与えてくれたフィギュアスケート宇野昌磨選手の引退が引力だと信じたい。ウノはスペイン語で1を意味するので、馬番1番のミアネーロと先週G1初勝利を飾った津村騎手のコンビに期待する。高橋一生さんの結婚もあったし…。単複(1)で勝負。
◆シュンヤ 日刊スポーツを愛読する若き競馬予想家。12月9日、大阪生まれ大阪育ち。好きな馬はノームコア。就職試験でJRAの採用試験を受験するもあえなく撃沈し、現在は夜の仕事に励んでいる。好きなサッカー選手はリオネル・メッシ。尊敬する記者は高木一成記者。天皇賞・春は外したが、NHKマイルCは◎アスコリピチェーノからきっちり決め、ヴィクトリアMはもちろん外している。

