サマーマイルシリーズ第2戦、中京記念(G3、芝1800メートル、21日=小倉)の最終追い切りが17日、栗東トレセンと小倉で行われた。恒例の「追い斬り激論」は4歳馬2頭に注目。岡本光男記者は鳴尾記念12着から巻き返しを狙うニホンピロキーフ(牡、大橋)をピックアップ。ことは(下村琴葉)記者は、2連勝中のセオ(牡、上村)に熱視線を向けた。

    ◇    ◇    ◇

ことは あっつ~。

岡本 トレセンの馬場が開く午前5時はまだ涼しいけど、日が昇るとやっぱり暑いね。

ことは そうなんですよ。朝イチの追い切りなら、暑さによる馬への負担も軽そうですよね。

岡本 セオは午前5時ぴったりに追い切ったね。

ことは はい! レーウィン(3歳未勝利)と併せ馬。3馬身追走し、残り200メートル前からは馬体を併せて、4ハロン52秒4-12秒3で併入。キビキビとした脚取りが好印象でした。リフレッシュ効果で疲れもなさそうで、騎乗した上村師も「問題なく、いい動きだった」と話してました。

岡本 2連勝中で充実している感じがするけど、古馬混合重賞初挑戦でハンデ57キロはどう?

ことは 少し見込まれたかもしれませんが、出来のよさで勝負です。4月の3勝クラスを勝ったあたりから馬がグッとよくなってきたそうで「いい意味で重厚感が出てきた。現時点での成長具合はいいカーブできていて、それが結果につながっていると思う」と師も充実ぶりを伝えます。成長期ですね。

岡本 僕は同じ4歳のニホンピロキーフが楽しみやね。3月の関門橋Sは小倉で見ていて、強いなと感じたよ。その後もマイラーズC3着だから力があるなという印象だった。

ことは 追い切りはどうでした?

岡本 Cウッドを単走で4ハロン86秒9-11秒4。直線で仕掛けてからの反応がよく、グンとスピードアップした。竹内助手は「少し時計は遅くなったけど、順調。良くなっている」と評価していた。頭を高いところで振るフォームで、いかにもキタサンブラック産駒だなと感じる。細いけどつくべきところには筋肉がついているのもキタサンっぽいね。

ことは 細マッチョってことですね。でも、前走の大敗が気になります…。

岡本 不可解な負け方だったけど、大外枠で道中も外々を回らされたのも大きいはず。馬自身も4歳で、ちょうど良くなっている途上だったんじゃないやろか。

ことは 小倉では3戦3勝なのも心強いですね。

岡本 7月の古馬混合重賞は3戦中プロキオンSがヤマニンウルス、函館記念がホウオウビスケッツと4歳馬が2勝。今回は3歳勢の参戦はないので、4歳が最も“若手”になる。暑い夏はフレッシュな若い馬に注目やね。

ことは 栗東のニッカン競馬班は、夏でも20代の3人より岡本さん、明神さん、太田さんのベテラン勢がアクティブだなぁ…。