BCクラシック戦線に古馬の超新星が登場だ-。BCクラシックへ向けた古馬の大事なG1、ホイットニーSは重賞初挑戦の3番人気アーサーズライド(牡4、W・モット、父タピット)が力強く逃げ切り、G1初制覇を果たした。鞍上はJ・アルバラードで勝ちタイムは1分48秒54。

昨年2月にデビュー3戦目で初勝利を挙げ、その後は1年以上の休養を挟み、今年3月の復帰戦からクレーミングレースのみを走ってきた馬。ここまでの通算成績は6戦3勝で、重賞にもステークス競走にも出走経験はなかったが、外枠からハナを奪うと、マイペースの逃げに持ち込んだ。芦毛のタピット産駒は直線も大きなフットワークで後続をまったく寄せつけず、最後は追い込んだクルーピに2馬身4分の1差をつけて押し切った。

ペガサスワールドC覇者で、サウジC4着から帰国初戦のメトロポリタンハンデキャップを制し、1番人気に推されていたナショナルトレジャー(牡4、B・バファート)は6着に敗れた。

ホイットニーSはBCクラシックへ向けた古馬の重要ステップ。昨年はこのレースをステップに直行したホワイトアバリオがBCクラシックを勝利。17年ガンランナー、21年ニックスゴーも同年のBCクラシックを制している。「サラブレッドデイリーニュース」電子版によると、管理する名伯楽、ビル・モット調教師は「彼がG1に出走したのは初めてだったので、こんなにうれしいことはないです」と勝利をたたえ、「11月に状態が良ければブリーダーズカップを走ることになるでしょう。このレース(ホイットニーS)はジョッキークラブゴールドカップ(G1、ダート2000メートル、9月1日=サラトガ)への準備のつもりでした」と語っている。