大記録更新へ-。東京新聞杯(G3、芝1600メートル、9日=東京)では、武豊騎手(55)が39年連続重賞制覇を懸けて、ボンドガール(牝4、手塚久)とのコンビで挑む。9日間(開催4日間)の騎乗停止が明けたレジェンドは6日、栗東トレセンに姿を現して笑顔で意気込みを語った。

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氷点下3度まで冷え込んだ木曜の栗東トレセンに、武豊騎手の姿があった。9日間(開催4日間)の騎乗停止期間を終えて、今週の土曜京都で復帰する。「休み明けでフレッシュな状態(笑い)。取り返していかないといけないね。ここから、という感じ。まだ6勝しかしてないからね」と気を引き締める。

競馬界の金字塔、デビューした87年から昨年まで続けてきた大記録更新も、早めに達成しておきたい。39年連続重賞制覇へ「早くしとかな、みんながざわつくから」と笑いつつ、ボンドガールに信頼を寄せる。昨年の秋華賞は光る末脚で2着。マイル路線で活躍していた馬で「前走後、早くから東京新聞杯と聞いていた。メンバーはそろったけど、この馬も上位だから。去年は秋華賞があったから、それに合わせて乗っていたけど、マイルなら折り合いに気を使わなくていい。折り合いも覚えてくれている」と距離短縮は大歓迎だ。

重賞で2着4回、3着1回。今後のためにも、23年6月新馬戦以来の勝利で賞金を加算したい。「東京マイルはぴったりな馬。勝利が欲しいですね。楽しみ」。力強く話すレジェンドは、静かに闘志を燃やしていた。【下村琴葉】

◆武豊騎手の連続年重賞勝利 デビューした87年から昨年まで、歴代1位の「38年連続」の記録を保持。東京新聞杯を勝てば「39年連続」に更新し、同レースも歴代最多を更新する6勝目となる。騎手の連続年重賞勝利は、岡部幸雄が28年連続(75~02年)、蛯名正義が27年連続(92~18年)で続く。