昨年9月に幕を開けて今年の7月にシーズンを終える香港競馬は日曜にシーズン最後のG1レースで、香港3冠シリーズの最終戦となるチャンピオンズ&チャターC(シャティン、芝2400メートル)を迎えます。
長期の中東遠征を終えて休養中のロマンチックウォリアーの姿はありませんが、香港3冠に王手をかけるヴォイッジバブル(せん7、父ディープフィールド)が地元を代表して参戦。この距離に実績のあるドバイオナー(せん7、父プライドオブドバイ)との初対決が見物になっています。
92年に創設された香港3冠シリーズは1月のG1スチュワーズC(芝1600メートル)、2月のG1香港ゴールドC(芝2000メートル)、そして、芝2400メートルのチャンピオンズ&チャターCで構成されていて3冠獲得時のボーナスは1000万香港ドル(約1億9200万円)。これまで成し遂げた馬は3冠が年をまたいで行われていた当時のリヴァーヴァードンしかいません。
ヴォイッジバブルを管理するP・イウ師は未知の距離となる2400メートルを心配して3冠挑戦には慎重な姿勢を示していましたが、2着を3馬身3/4突き放した香港ゴールドCの結果を見て挑戦を決めました。
前走のG1香港チャンピオンズマイル(芝1600メートル)は単勝89倍の伏兵レッドライオンの大駆けの前に短頭差2着に終わりましたが、着差はわずか。今回もオーストラリアから駆けつける名手J・マクドナルド騎手の手綱さばきに期待をかけています。
主戦のT・マーカンド騎手が英国から駆けつけるドバイオナーは、この距離のG1で2勝を挙げるスペシャリスト。W・ハガス師はこれが5度目となる香港挑戦に自信をのぞかせています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

