(有)サンデーレーシングは、今年のダービー(G1、芝2400メートル、6月1日=東京)に皐月賞馬ミュージアムマイルをはじめ、同2着クロワデュノール、同10着カラマティアノス、青葉賞2着ファイアンクランツと一挙4頭を送り出す。
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皐月賞2着のリベンジを狙うクロワデュノール(牡、斉藤崇)は、前走後に凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=ロンシャン)へ登録を行った。
同馬を所有する(有)サンデーレーシングの吉田俊介代表(51)は「皐月賞の後に陣営から登録の打診を受けました。まずはダービーを勝たないと、とは言っていますが、距離は延びていいと思っています」と経緯を説明する。
例年、不安定な気候による重い馬場に日本馬が苦しめられてきた。
「毎回本気で遠征していますが、やっぱりあの馬場になると…という感じで、正直どんな馬を連れていったら分からなくなってきた部分もありました。オルフェーヴルの時は本当に一瞬勝ったかと思って立ち上がりましたし、やっぱり1回は勝っておかなきゃいけないレースだと思います。費用がかかるレースであまりにも結果が出ないと申し訳ない気持ちになりますし、すっきりしないのかなと。どうやったら勝てるのかを考え続けています」
クロワデュノールの父キタサンブラックは不良馬場の天皇賞・秋を制する道悪巧者。「キタサンブラックは現役をもう1年続行して凱旋門賞を目指したら、という話もあったくらいで、ロンシャンの馬場で走りを見てみたかったですね。クロワデュノールはその子どもですから、こなしてくれる可能性もあるかなと思って期待しています」
先月、仏競馬統括機関のフランスギャロが凱旋門賞の改革案を発表。日本馬に限った輸送補助、直線手前のフォルスストレート部分の馬場改修、前哨戦の前倒しを掲げた。吉田代表は「直接話は聞きましたし、すごく日本馬に来てほしいという気持ちが伝わってきました。手厚い補助があったり、フォルスストレートの排水を改善してもらえるのもありがたい話だと思います」と好意的に受け止めた。【桑原幹久】

