キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1、芝2390メートル、25日=アスコット)の連覇へ向け、フランスから参戦する王者カランダガン(セン5、F・グラファール)は万全の状態だ。アスコット競馬場の公式ニュースは21日、同馬を所有するアガカーンスタッズのレーシングマネジャー、ネモネ・ルース氏のコメントを紹介した。

ルース氏は「キングジョージは、この夏、常にカランダガンの最大の目標でした。キングジョージでの勝機を損なうことを懸念し、(前走の)サンクルー大賞への出走を見送ることも検討しましたが、レース直前に状態が上向いたこと、そして、エプソム(連勝がストップしたコロネーションC)の後で、彼の現在の立ち位置を確認しておく必要があると感じたことから、出走を決めました」と、昨年に続く連覇を果たしたサンクルー大賞に出走した理由を説明。

「カランダガンはサンクルー大賞を終え、非常に良い状態にあります。精神面においても、彼にとって素晴らしいレースになったと思います。主戦騎手(ミカエル・バルザローナ)は『サンクルー大賞のときよりもさらに良化しており、キングジョージに向けて万全の状態にある』と見ています。今年は例年以上に強力なメンバーが揃っているようですから、それだけの状態が必要になるでしょう。最高の状態で臨む必要がありますが、彼はアスコット競馬場を気に入っており、いつもそこで好走してくれることは分かっています」と続けた。

欧州年度代表馬、JRA賞特別賞に輝き、昨年のワールドベストレースホースとなったカランダガンについて、「私たちにとって最高の競走馬です。いつも安定した走りを見せ、可能な限り全力を尽くしてくれます。まさにトップクラスの馬です。彼には特別な思い入れがありますし、ジャパンカップのように、私たちが制覇できるとは夢にも思わなかった舞台へと連れて行ってくれました」と語る。

レースへ向けては、「彼はレースに対して素晴らしいマインドを持っています。非常に賢く、強い個性を持った馬です。普段はとても落ち着いていて、自分の思い通りのスタイルでレースを走ります。彼は序盤のペース争いには加わらず、後方でゆったりと追走するのを好みます。そして、最後の数ハロンにわたって持続する驚異的な加速力を発揮するのです。ミカエル(バルザローナ)も『ひとたび加速すれば、もう止まらない』と語っています。それこそが、彼の最大の武器なのです」と末脚勝負に迷いはない。