アイビスSD(G3、芝直線1000メートル、8月2日=新潟)は、騎手時代に千直を得意とした3調教師に注目だ。西田雄一郎師(51)はアタリダイキチ(牡4)、中舘英二師はカウスリップ(牝4)、村田一誠師はカウンターセブン(牡4)で一発を狙う。

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西田師はジョッキー時代に千直で挙げた21勝のうち、アイビスSDを2勝している。10年ケイティラブは5枠9番からダッシュを決めて逃げ切り。17年ラインミーティアは8枠15番から中団後方を進み、ラストスパートで前を捉えた。2頭とも1600万下(現3勝クラス)からの格上挑戦で8番人気と下馬評は高くなかった。「ラインミーティアは仕掛けが遅くてうまく乗れなかったけれど、よく差し切ってくれた。初めて乗った時に、千直で2勝クラスを勝って非凡な素質を感じていた」と振り返る。千直では格下が時折下克上を遂げるように、クラスよりも直線競馬の適性がものをいう。

今回参戦するアタリダイキチは3勝クラスで千直も未経験だが「使ってみたかった。追い切りは最後しっかりハミを取って、千直に向かうに当たっていい仕上げができた。位置は気にせず、自分のペースで運びたい」と色気を見せる。騎手時代から千直仕様の仕上げは心得ている。

「短い距離の中でも駆け引きがあって、好きな条件ですね。1つでも失敗したら駄目。人気馬にミスがあれば付け込むチャンスになる。わくわくしていますよ」と気炎を上げた。【岡山俊明】

○…中舘師は騎手時代、千直で歴代最多タイの25勝を誇る。調教師としても21、23年ともにオールアットワンスでアイビスSD2勝を挙げる。「自分の感覚以上にラップが速くなるから、前に行った馬はわりと駄目。ちょっと脚を余しながらいきたい」とコツを明かす。カウスリップは千直初参戦の前走3着。「前走も勝てるくらいの脚はあった。控えた方がいい馬。ちょっと楽しみ」と期待した。

○…騎手時代の07年に13番人気サンアディユで制した村田師は、カウンターセブンで挑む。「ブリンカーを深くしてから効果が出ている。追い切りの反応も良くて、前回(安達太良S3着)より良くなっている。連闘で使った2走前の駿風S(10着)はハミをかみすぎた。ためて伸びるわけではないので、真ん中ぐらいの枠からリズム良く行かせたい。オープンのペースの方がリズムを取れそう」とイメージした。<騎手の千直歴代勝利数>

1位 中舘英二【25・23・23・138】

1位 柴田善臣【25・12・10・126】

3位 村田一誠【22・18・11・156】

4位 西田雄一郎【21・17・20・219】

5位 田中勝春【18・18・11・139】