米国のブラッドホース電子版は26日、「ジョッキーチャレンジ(騎手招待競走)は世界的に人気だが、アメリカではそうではない」というタイトルのコラムを掲載した。

ボブ・キークヘファー氏のコラムで、同氏は「先日、日本の北海道で開催されたワールドオールスタージョッキーズや英国のアスコット競馬場で開催されたシャーガーカップは『なぜ世界各地で開催されているのにアメリカでは開催されないのか』という疑問を投げかける」と書き出し、米国で同様の騎手招待競走が行われない理由を考察した。

キークヘファー氏は「米国の競馬ファンのほとんどはサウジアラビアや英国、日本、香港など世界各国の競馬場で各国の騎手が競い合う、大々的に宣伝され非常に人気のあるイベントが開催されていることを基本的に知らないようだ。そして、漠然と知っている人でも関心を持っている人は少ない。米国の競馬ファンはロイヤルアスコット(英国王室主催の開催)や英チャンピオンズデーは知っているが、シャーガーCは知らない」と米国では騎手招待競走の存在がほとんど知られていないことを紹介。

続けて、「ジョッキーフェスティバルを成功させるためにはふさわしい騎手が必要で、世界中の多くの地域でジョッキーはただのホースマンではなく、スポーツのスターとしてファンにとって大きな存在だ。たとえば日本の武豊は象徴的な存在で、多くの人を魅了している」と、日本のレジェンドジョッキーの名前を挙げ、自身の見解を伝えている。

キークヘファー氏はコラムの後半で「なぜこのコンセプトはアメリカでは普及しないのでしょうか? すでに多くの国際的な騎手が参加しているブリーダーズカップ(開催)なら、簡単に何か企画できるはずです」と提言。「アメリカの競馬ファンを惹きつけるには、説得が必要かもしれません。オルティス兄弟、フラビアン・プラ、タイラー・ガファリオンといった騎手たちが、(米国では)ほとんど無名の外国人騎手と、無名の馬で競うというのはなかなか受け入れられにくいでしょう」と実現が簡単ではないことを認めつつ、「ブリーダーズカップ開催当日のアンダーカードレース(G1、重賞以外の競走)で(騎手招待競走を)検討しても良いかもしれない」とつづっている。