1月の落馬負傷により戦列から離れていた内田博幸騎手(56)が、今週の新潟でレースに復帰する。すでに先週から美浦トレセンでの調教騎乗を再開し、実戦感覚を取り戻してきた。復帰週は土日合わせて6鞍に騎乗する。

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2週間の追い切り騎乗を経て、感覚は着実に戻りつつある。今週から戦列に復帰する内田騎手は「騎乗依頼も少しずつ増えてくると思うので、地道に頑張ります。もう、体の状態は問題ないですよ。万全ですね」。その表情は明るい。

1月22日の船橋7R、直線で先頭に立ったものの、騎乗馬が突然内ラチへと逸走。鞍上は走路外へと投げ出された。左肩腱板(けんばん)と左膝半月板を損傷。約7カ月間、治療とリハビリに励んできた。

89年大井でデビューし、08年に中央に移籍した。騎手人生38年目のベテランは今回の事故について「馬が悪いわけではない。自分がそういうところに気付いてあげられなかった。馬は無事だったし、人間も帰ってこられたので良かった」とさらり。久々のレース騎乗を心待ちにしている。

先週の時点でも「乗ろうと思えば乗れた」というが、万全を期して最終週の新潟に照準を合わせてきた。「1週間を経て良くなっている。先週は7カ月ぶりでしたからね。今週のほうが全然良くなっている。体が思い出してきた」と声を弾ませる。

今週は新潟で土曜3鞍、日曜3鞍に騎乗する。土曜7Rペッレグリーニは前走福島で3着。自身がコンビを組むのは約1年ぶりだ。「難しいところはあるが、力はある。流れに乗って、気持ちが切れなければ」と語る。日曜6Rピコシーには追い切りでまたがり感触を確かめた。「跳びが大きな馬。瞬発力に欠ける面があるので、そこをカバーできれば」と意気込む。

待望の復帰を果たすベテラン騎手が、最終週の新潟で存在感を放つ。【奥岡幹浩】