香港の名馬ロマンチックウォリアー(セン8、C・シャム)の現役引退が2日に発表され、主戦騎手を務めたジェームズ・マクドナルド騎手(34)が自身のインスタグラムに動画を投稿し、同馬がオーストラリアで余生を過ごすことを明かした。

マクドナルド騎手はロマンチックウォリアーとの思い出を振り返り、「ついに実感が湧いてきました。オーナーのピーター・ラウ氏が、ここオーストラリアで彼を預かり、その余生を見守る機会を快く与えてくださったのです。彼を迎えるのが待ちきれません。彼が私たちに与えてくれたものに対し、せめてもの恩返しができればと思っています」と語った。

ロマンチックウォリアーはアイルランド生産馬。英国のセールで世界的名手、ミック・キネーンが発掘し、香港でデビューした。オセアニアの最強馬を決めるオーストラリアのコックスプレートを制覇。日本では安田記念を制した。中東のサウジアラビア、ドバイでも日本馬と激闘を繰り広げ、地元香港では何度も何度も日本馬を返り討ちにした。マクドナルド騎手は「私のキャリアを世界の舞台へと大きく飛躍させてくれた馬だと言えるでしょう。素晴らしい馬でした。中東へ遠征し、勝利を収めましたから。香港では彼に騎乗して一度も負けたことがないというのも、特筆すべきことです。彼に騎乗するたびに、これが最後になるかもしれないという思いで大切に乗ってきました。これからはプレッシャーを感じることなく、彼との時間を楽しむことができます」と名馬の引退を感慨深げに語っている。