6日にソウル競馬場で行われるコリアC(G2、ダート1800メートル)。連覇を狙うディクテオン(せん8、荒山)は8月26日に出国、29日から現地での馬場入りを開始した。騎乗しているのは矢野貴之騎手(42)。昨年は本番だけだったが、今年は調教も引き受けた。

「誰か行ってくれる人がいたら任せましたけど、僕としても残りの騎手人生でこれだけの馬に巡り合えるか分からない。東京大賞典を勝っている馬ですから。地元の大井開催ですけど、今年の1年は『ディクテオンのためなら1開催ぐらい棒に振っても』というつもりでいたので」。中東情勢の悪化で断念したドバイも当初の計画では調教も引き受ける予定だったという。

それでも中間に一時帰国して大井で騎乗する。今日2日の6Rから明日3日の2Rまで。ハードに思えるスケジュールも実戦感覚を鈍らせずにコリアCを迎えたいからこそ。「荒山厩舎のバックアップが強いなと思いました。ありがたいです」。アフター5スター賞のティントレット(牡5、荒山)は繰り上がりで選定されたコリアスプリントを断念。検疫期間を考えると治療が十分にできないという理由から目標を切り替えたが、その鞍上も務める。

現地でディクテオンにまたがった感触は「追い日が近づくにつれて、馬自身がしっかり調子を上げている感じで、乗り手にしてみれば日に日に安心感が増していっています」。今日2日に追い切る予定。昨年以上に順調そうだ。【牛山基康】