デビュー4年目の小林美駒騎手(21=鈴木伸)が自身初となる札幌リーディング獲得を目指す。

今夏の札幌開催は先週までに14勝をマークし、兄弟子である横山武史騎手と勝利数で並び、2着の差でリーディング2位につけている。

先週は土日4勝の固め打ちを決めた。土曜4Rで女性騎手史上最速となるJRA通算100勝を達成し、さらには日曜メインの日高Sをワタシマツワで制し、大きな勢いを持って最終週に臨む。

小林美駒騎手 「有言実行ではないですが、自厩舎の方にも『北海道のうちに(通算100勝を)決めてくるんで』という話をしていました。ここまでうまくいくと思っていなかったですし、自分の力だけではここまでいくことはできなかったので、関わってくださる全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。女性騎手史上最速というのを取り上げていただき、結果が求められる世界の中で、重賞(函館記念)も勝たせていただきましたし、また北海道の地で爪痕を残すことができたことはは良かったです」。

デビュー1年目から2年目は函館に滞在。デビュー3年目の昨年は函館、札幌通しで北海道シリーズに参戦し、今年も毎週北の大地で中身の濃い3カ月間を過ごした。自身の好調ぶりについては「減量の恩恵を生かせる競馬場でもありますし、これまで北海道で乗って積み重ねてきたことが身になって来ているんだと思います」と分析する。また、滞在を重ねることで愛着も湧いている。「やっぱり北海道が好きですね。涼しくて過ごしやすいのもありますし、関西のジョッキー、厩舎の方々ともつながりを持てるというのもいい環境の中で乗せていただいているなと思います。食事も何でもおいしいですね。この3カ月があるから1年間頑張れるという部分もあります」と北海道愛を明かす。

兄弟子の横山武騎手に真っ向勝負を挑み、リーディング獲得に意欲を示す。「武史さんには楽しい時も苦しい時もずっと支えていただき、感覚を言語化するのは難しい中でも、言葉にして教えていただき一番支えてもらっています。(1つ1つの積み重ねて)ふたを開けてみるとたくさん勝たせていただいていて、兄弟子である武史さんと並ぶことができて挑戦したい気持ちです。勝ち取っていきたいと思います」。最終日まで白熱のリーディング争いから目が離せない。【井上力心】