極ウマ取材班制定の26-27シーズン「クラシック番付」が今週から再開する。番付編成会議で横綱に推挙されたのは、牡馬が札幌2歳Sを6馬身差で制したショウナンガレオン(加藤士)、牝馬は中京2歳Sを完勝したジーティーマイカ(前川)。番付編成会議に参加した東京の奥岡幹浩記者、大阪の原田竣矢記者が激論の様子を振り返った。

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原田 26-27シーズン最初の番付編成の責任感もあって、長い会議でした。

奥岡 今夏の2歳重賞は未勝利馬の出走がたび重なったし、力関係も読みづらいね。

原田 それでも目立つ馬はいます。牡馬の横綱は札幌2歳Sのショウナンガレオンでしょう。

奥岡 好スタートから道中の収まりもよし。最後は流しながらで6馬身突き抜けたからね。鮫島駿騎手も自信を持って騎乗しているようだった。大関は新潟2歳Sのレッチュベルク。こちらもあっさり勝った。

原田 新潟2歳Sは昨年、皐月賞2着リアライズシリウスをはじめ、重賞馬4頭を輩出。評価に値する勝利だと思います。

奥岡 関脇以下には1戦1勝の馬も多くいるね。ジョドレルバンクは今年ブレークの新種牡馬エフフォーリア産駒。武井師もデビュー前から大きな期待を寄せていた。小結のデアグランツはいい決め手を持っているし、気性の幼さからも伸びしろをたっぷり感じる。ここまで関東馬が続くけど、関西勢はどう?

原田 エルドボルグは楽しみな一頭です。斉藤崇師は「クロワのことも意識している馬です」と、比較対象に厩舎の先輩でダービー馬のクロワデュノールの名前を出していますよ。

奥岡 牝馬は対照的に関西馬が上位にいるね。

原田 ジーティーマイカが上々の滑り出しです。中京2歳Sでは上がり33秒0の末脚で他馬を圧倒。1400メートルへの距離延長にも対応しました。

奥岡 桜花賞馬スターアニスも昨年、中京2歳Sをステップに飛躍したし、レースレベルも一定の評価ができるはず。敗れた2着シスキンブルーム、3着ビスケットサンドも上位で良さそう。大関は?

原田 ジーティーサクラです。6月の阪神芝マイルでのデビュー戦が衝撃でした。上がり32秒4は06年の改修後の阪神芝新馬戦で最速。栗東で取材していると「桜花賞はこの馬や」なんて声も聞こえてきます。

奥岡 関脇ルークウォームも奥が深い。ダリア賞をレコードV。逃げて2連勝しているだけに経験も必要だけど、能力は間違いなく高いね。

原田 函館2歳Sを勝ったフェリチタ、同2着イモージェンの2頭の実力差は、そのレースぶりからほとんどなさそうです。

奥岡 良血リサナウトも覚えておきたい。母はG3勝ち馬で、近親にはドゥラメンテをはじめG1馬が多数。7月福島の新馬戦も3馬身半差Vと見事だった。

原田 現時点でも粒ぞろいですね。特に注目は?

奥岡 関脇かな。昨年の第1回番付ではリアライズシリウス、スターアニスが関脇だった。とはいえ、昨年のロブチェンのようにこれからデビューする馬も多いし、秋も楽しもう。