3番人気のニクスルーナ(高柳大)が未勝利戦からの連勝で初タイトルを獲得した。勝ち時計は1分21秒3。
全国リーディング2位を行く鞍上の岩田望来騎手(26)は今年のJRA重賞8勝目。22年スプリンターズS覇者ジャンダルムの産駒はJRA重賞初勝利となった。なお、3着には最低人気のバタフライが入り、3連単38万円超の波乱となった。
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混戦のゴール前を内からスルスルと抜けてきた。ニクスルーナが持ち前の末脚を繰り出し、前走の未勝利勝ちからの連勝でタイトルを獲得した。
岩田望騎手がタッグを組んだ前々走、前走はスタートで出遅れ。ジョッキーはそこを不安視していたが、難なくクリアして中団の位置を確保した。「課題だったゲートも出てくれて良かった。前走と比較して、ゲートはうるさかったけど、その分、出る気を出してくれた。それが良かったのかなと」と勝因に挙げた。
道中は、中団に構えた1番人気ブライトスクリプト、2番人気イモージェンの後方をリズム良く追走。「人気馬を見ながら競馬しようと思っていたし、ゲートを出た瞬間にそういう形になった。最後も外に進路がなさそうだったので、内をついた」。直線ではインから位置を上げ、進路ができてから1完歩ごとに力強く加速。前の2頭で決まるかというところを、ゴール前でとらえた。
ゲートやもたれる面などまだ不安要素は残る。とはいえ鞍上は「まだまだ粗削りで改善点ばかりだけど、こうやって重賞を勝ったし、能力はあると思う。今後の成長に期待したい」と大きな伸びしろも実感した。
父ジャンダルムにはJRA初タイトルをプレゼント。自らも大舞台で輝く可能性を示した。粗削りな走りに秘められた素質は12月、そして来春に、花開くかもしれない。【下村琴葉】
◆ニクスルーナ ▽父 ジャンダルム▽母 ルナベイル(ハーツクライ)▽牝2▽馬主 橋本実▽調教師 高柳大輔(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 4戦2勝▽総獲得賞金 4147万2000円▽馬名の由来 冠名(屋号より)+月(ラテン語)、母名の一部

