BS釣りビジョン「釣りうぇ~ぶ」(初回放送金曜午後9時)のMCを務める“おかまり”こと岡田万里奈(28)が29日、千葉・太東「重宝丸」(渡辺正克船長=64)で、活きイワシを餌にしたヒラメ釣りに挑戦した。この時季に旬を迎えるヒラメだが、特に1~2月は“寒ビラメ”と呼ばれ、1年を通して最も美味とされている。

おかまりのヒラメ初挑戦は16年。日刊スポーツフィッシングサーキットで同船に乗り、55センチを釣り上げ、準優勝に輝いている。「初めて釣ったときが1番釣れて10匹。つ抜けでした。それ以来はずっと2匹とかなんです」と告白。この日の目標を聞くと、だまったまま笑顔で指を2本立てた。

「久しぶり過ぎて…。船長、餌の付け方から教えてください!」。渡辺船長に直訴するおかまり。渡辺船長は「うそでしょう~」と笑いながら、「上顎の硬い場所に親針を刺して、孫針は背びれのそばに刺す。どこでもいいけど、俺はいつもそうしている」。

活きイワシを付けた仕掛けを投入。「底に着いたら1~2回巻いて」とアドバイスをする渡辺船長だったが、おかまりは置きザオのまま。「あれ、(サオを)持たないの?」と笑顔で突っ込むと「持ちます!」とにっこり。だが渡辺船長が横からいなくなると、すぐさま置きサオにした。

ヒラメのアタリの取り方は、俗に“ヒラメ40”といわれる。これは当たってから40秒待てということだ。仕掛け投入から約2時間、アタリらしいアタリがなく、「ヒラメ40ならぬ、2時間待ってもアタリなし」ですね…。

そのまま時間だけが過ぎた。渡辺船長の「あと30分ね」のアナウンスで置きザオから手持ちに変えると、すぐさまアタリが来た。「こんなことになるならもっと早く手持ちにすればよかったかな」。このアタリは乗せ切れなかった。だが続く1投で、やや小ぶりなヒラメをゲット。「長かった。ヒラメ5時間ですね」(笑い)。続く1投では「おっ、当たってる、当たってる。イワシが騒がしい。これは、来てますね。まだ? (合わせて)いい?」でサオを上げると見事な弧を描いた。「よし、入った!」。最初の違和感から30秒後だった。リールを巻き上げ、魚影が見えると「おっきい!」。だがここで、無常にも針が外れた。「あっ!」。一同が声を上げたその瞬間、渡辺船長のタモがヒラメをすくった。「やった~。船長ありがとう!」と感謝すると自然と握手していた。上がったのは1・8キロと良型。最後の30分で目標の2匹を釣り上げた。

「久しぶり過ぎて全部忘れちゃっていた(笑い)。最後の方でやっと思い出したけど、最初から出来ていればでしたね。でも楽しかったです」。おかまりは満面の笑みを浮かべた。

渡辺船長は「今日は朝イチにイワシの反応があって、そこでは船団も出来ていたけど(群れが)小さかった。イワシが入って来てくれれば型も数も期待できます。2月は型も期待できるかな」と今後を予測した。

この日の模様は後日、日刊スポーツ釣り面(関東版)およびYouTube「ニッカン釣りちゃん」で公開予定。