ヒラメが釣れ始めた留萌市の留萌沖に5日、先週に引き続き出かけた。特大サイズとはいかなかったが、50センチオーバーの良型も数匹釣れ、今後に期待がもてそうな釣果だった。

午前3時、留萌港から正宝丸(斉藤晴夫船長、【電話】090・8633・8910)に7人が乗船し、20分ほどの沖に向かった。晴れのち曇り、風は弱く、波1・5メートル。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム、餌はオオナゴやチカなどを使い、水深10~30メートルを狙った。

序盤は7時ごろまでウネリがきつく苦戦した。ヒラメはポツポツと釣れたが40~45センチがほとんど。大きなアタリがあっても食いが浅く、餌だけが取られることが何度もあった。

浅場では時々リリースサイズが見られ、水深15メートル付近になってやっと良型が釣れ始めた。ただ、ここでも食いが浅く、バレも多発した。餌がちぎられた跡や歯形が付き、竿を止めて待っても食い込まないことが多かった。それでも最大56センチを筆頭に、手応えある50センチオーバーが数匹釣れた。深場の水深30メートル付近ではイルカの群れが何度も出現。ここではヒラメは釣れず、防波堤内側でもイルカが見えた。

餌は新鮮なオオナゴの入手は難しいようで、ほとんどの人がチカや小サバ、シシャモなども使い狙っていた。バケはいろいろな物を使い、キャップの色は定番のピンクやオレンジ系、夜光などだった。

この日の釣果は38~56センチのヒラメが船中20匹、ほかにシマゾイ、アブラコが数匹釣れた。浅場では底から1メートルほど上げて上の針で釣れていたので、2~3メートル上げてみると大きなアタリが何度かあった。「ヒラメ狙いは今後も期待できます」と斉藤船長。今後は60、70センチ台の特大サイズも期待できそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=68】