評論家コラム

ロッテ佐々木朗希は変化球2つで通用する/田村藤夫

「いい」「悪い」「やっぱりいい!」。ロッテドラフト1位の佐々木朗希投手(18=大船渡)が20日、練習試合サムスン戦が行われた沖縄・恩納村で4度目のブルペン投球を行った。自身は立ち投げの40球に納得も、吉井投手コーチは「今日は悪かったですね」。自己評価とコーチの見立てが、13日の初ブルペン時と逆転した。日刊スポーツ評論家の田村藤夫氏(60)が「令和の怪物」の現状をクロスチェックした。

ロッテ対サムスン ブルペンで投球練習の合間に言葉を交わすロッテ佐々木朗(左)と田村(撮影・垰建太)
ロッテ対サムスン ブルペンで投球練習の合間に言葉を交わすロッテ佐々木朗(左)と田村(撮影・垰建太)

  ◇    ◇    ◇

前回、18日の立ち投げは室内の少し薄暗い中で、私はものすごいスピードを感じた。今回は屋外のブルペンで、佐々木がやや遠くに感じた。前回の方がスピードは感じ、前回よりもばらつきは少なかったと思う。ほぼ、捕手田村が構えた所にボールが来ていた。

田村の後ろで見ていた。立ち投げを終えた田村に聞いたが「あれだけの真っすぐがあるのだから、フォークとスライダーで十分ではないですか」という感想だった。私もストレート、スライダー、フォークがあれば勝負できると感じる。今まで受けてきた投手との比較を聞くと「(楽天)則本さんですかね」との答えだった。則本はボールのスピン量が豊富で、三振を奪える力がある。その名前が出てきたのも驚きだった。

恐らく疲れはあると思う。立ち投げは今回で4度目。最初が13日、2回目は中1日で15日。3回目の18日からは、4分投げて2分休憩、さらに4分の「2セット方式」。今回は中1日での、2度目の2セットだった。ブルペンに入る間隔も、内容もこれから強度は上がっていく。立ち投げ後に、まだ力の入れ具合は8割と佐々木本人は言っていたが、全力で投げられる日もそう遠くない印象だ。

恐らく今月中に捕手を座らせ、何度かブルペンを経て、いよいよ打者相手に移る。今は、本格的なピッチング前の大切な時期。じっくり進んでもらいたい。(日刊スポーツ評論家)

ブルペンで佐々木朗のボールを受けたロッテ田村(左)と話す田村藤夫氏(撮影・滝沢徹郎)
ブルペンで佐々木朗のボールを受けたロッテ田村(左)と話す田村藤夫氏(撮影・滝沢徹郎)

おすすめ情報PR

野球ニュースランキング