日本ハム先発の加藤は、6回に7連打を浴びて降板した3月30日西武戦の反省を生かしたローテーション投手らしい投球だった。打順3回り目に投球の作戦を残しておけるように、序盤は前回登板より内角球を多めにしていた。特に左打者については外角のスライダーやフォークに頼らず、内角のツーシームで詰まらせ、ファウルを取った。序盤で内角を突いて、打者に意識させることで2回り目、3回り目は外角球も生きた。捕手宇佐見の好リードも見逃せない。
7回2死一、二塁で加藤から杉浦への継投策は疑問を感じる人もいるだろう。しかも、次打者は昨季、9回2死から手痛い同点2ランを浴びた岡。杉浦にしてみれば避けたいと思ってもおかしくない相手だ。ただ、あくまでも臆測だが、あえて新庄監督は杉浦を岡にぶつけたのではないか。あの場面を乗り越えれば、一皮むけるぞという新庄監督のメッセージだったと思う。ベンチのそんな粋な采配に杉浦の心中に奮い立つものがあったかどうか。その点が気になった。(日刊スポーツ評論家)




