阪神先発の村上頌樹投手(27)が、さすがの投球をみせた。6回5安打1失点で12勝目を挙げたこの広島戦も、ボールにキレがあったし、低めの制球力を終盤まで保って安定感を示した。
1点リードの3回2死一、二塁。広島の3番小園に右前にはじき返されて同点になったのは、ストレートが高めに浮いた。しかしそれ以降はペースを乱すことなく抑え込んだ。
現時点でいうなら、阪神がCSで対戦するのは「DeNAか、巨人」ということになる。チームの考えもあるが、どちらが出てきても、初戦の先発は村上を立てるのではないだろうか。
それだけ村上は安定している。阪神はCSファイナルステージで1勝のアドバンテージがあるが、仮にもつれたケースでも、村上をつぎ込むことが可能と思うからだ。
阪神のレギュラーシーズンは残り10試合になった。リーグ優勝の翌日に石井、岩崎の出場選手登録を抹消するなど、チームは主力に休養を与え、メンバーを入れ替えながら戦ってきた。
チームにとっては、ポストシーズンのメンバー人選もあるし、来季を見据えた起用も見受けられた。しかし、そろそろ再び、ベストメンバーを組んで戦うタイミングだろう。
それはブルペンの石井、岩崎らを含めた投打に言えることだ。チームは近いうちにCS、日本シリーズに向けて、勝ちパターンの戦いをみせるのではないだろうか。(日刊スポーツ評論家)




