野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(64=日刊スポーツ評論家)。Aクラス争いのダークホースを挙げた。

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ペナントレースの行方は阪神、巨人の一騎打ちになった。ヤクルトが前半戦を大いに盛り上げた。しかし、100試合に届こうかというところで首位と9・5ゲーム差。借金も6つ作ってしまった。さすがにこれでは難しいかなという感じがする。3位以下のチームは徐々にCSというところに目線が変わっていくんじゃないかと思う。

現状で3位の目があると思うのはDeNA。打線の力はある。途中加入したエンカーナシオンらも機能している。勢いもある。ただ「なくはない」と思うのは中日だ。

中日は最下位から脱出しそうでできない状況が続いている。なかなか勝ちきれない。白星が続かない。ここでいま一度、考えないといけないのは役割だ。

開幕前に中日の評価は高かった。上位を予想する評論家も多かった。それは戦力的には悪くない。むしろ戦力がそろっていると思われたからだろう。ただ、開幕すると選手の役割があいまいな部分が多い。

継投を見ていても、どうなんだろうか。やっぱり将棋と一緒で飛車には飛車、金には金の役割がある。時には捨て駒みたいなことも必要になってくる。個が目立っても、チームとしては結果につながらない。

夏本番の8月、6連戦が続く。選手にとっても疲労がたまっているところで身体的にもきつい。そんななか、中日の日程は屋内の本拠地バンテリンドームで5カード、さらに京セラドーム大阪で阪神と1カード。これはかなりのアドバンテージになる。

ヤクルトが爆発的に勢いに乗って前半戦を盛り上げた。後半戦は中日が盛り返せばセ・リーグも盛り上がるはず。意地に期待したい。(日刊スポーツ評論家)