最後まで手を抜かないからこそ、夢を正夢にできるのだろう。日本ハム栗山英樹監督(55)が12月23日、生活拠点を置く北海道・栗山町で「栗山監督優勝パレード」に参加。ジャージーに長靴を履く普段着姿で、軽トラックの荷台に立った。悲願の日本一達成で臨んだパレード。氷点下のコンディションも、雪と紙吹雪のコラボレーションが北海道ならではの光景が、極寒も吹き飛ばしてくれた。
パレード後は、同町のスポーツセンターで握手&写真撮影会を実施した。栗山監督が、来場したファン全員とふれあった。時間制限はない。最後の1人まで、向き合った。「終わったのは、夜の9時くらいだったね」。午後0時半から始まったイベントは、途中でテレビ生出演という“休憩”も挟みながら、ぶっ通しで行われた。約8時間半という長丁場。足を運んでくれた全ての人に、精魂込めて、感謝を伝えた。
今オフ、とあるトークイベントで巨人から移籍2年目の矢野が話していた。「監督は本当に一生懸命、親身になって選手のことを考えてくれる。あんな人は見たことがない」。誰に対しても、スタンスは変わらない。今回だけではない。栗山町でのオフのファン交流イベントでは毎年の恒例行事。最後の1人まで、どんなに時間がかかろうとも写真撮影などに応じている。栗山監督が大事にする、人のために尽くすという精神。プロ野球ファンを驚かせる、見ていて楽しい、強い野球の根源が、約8時間半に詰まっているのだと感じた。【日本ハム担当=木下大輔】



