プロ野球番記者コラム

ソフトバンク王会長の夢 悲願のG倒の舞台は整った

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<パCSファイナルステージ:西武3-9ソフトバンク>◇第4戦◇13日◇メットライフドーム

日本シリーズ出場を決め記念撮影する工藤監督、後藤代表取締役社長兼オーナー代行、王球団会長とソフトバンクナイン(撮影・今浪浩三)
日本シリーズ出場を決め記念撮影する工藤監督、後藤代表取締役社長兼オーナー代行、王球団会長とソフトバンクナイン(撮影・今浪浩三)

「圧倒的」と言っていい。ソフトバンクが西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルを制した。それも無傷の4連勝。台風19号の影響で前日(12日)が中止となったが、流れは変わらなかった。今シリーズは「動」のソフトバンク工藤監督と「静」の西武辻監督とも言えたが、正確に表現すれば「動かす駒のあったホークス」と「動かす駒のなかったライオンズ」だった。ホークスはシーズン2位に泣いた。だが、潜在的な「戦力層」は西武を上回る。未曽有の故障禍となったシーズンではあったが、役者がそろえば敵無しと言ったところか。

西武の無念さはいかばかりかとも思う。力を発揮できないままに終わっただけに悔しさも倍増だろう。大きな「因縁」を残してCSが終わった。さらに「宿敵」の構図を残した。早くも来季の両軍の戦いが楽しみでもある。

セ・リーグはVチーム巨人がCSファイナルを突破した。ホークスにとって「ON対決」以来、19年ぶりの顔合わせとなった。試合後、報道陣に囲まれた王球団会長も早くも日本シリーズが楽しみのようだった。「G倒」こそ、遠く九州へ渡ったときの夢でもあった。球団がソフトバンクとなって初の巨人との日本シリーズ。ダイエー球団買収の際、真っ先に孫オーナーがあいさつに出向いたのが巨人のオーナーであった渡辺恒雄氏(現読売新聞グループ本社代表取締役主筆)だった。日本一どころか「めざせ世界一!」のスローガンを盟主巨人にも突きつけ球界参入した。それだけにソフトバンクにとっても「悲願の対決」である。後藤オーナー代行は「こんな日が来るとは。シリーズで巨人さんに胸を借りたい。チームはきっといい結果を出してくれると思います」と言った。

令和元年、悲願達成の舞台が整った。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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