プロ野球番記者コラム

ソフトバンク選手会長の中村晃は野球以外でも職人肌

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

50歳を過ぎ、ちょっとした「背伸び」をして、インスタグラムなるものを始めた。ソフトバンク担当という仕事がら、選手たちのインスタグラムもフォローしているが、先日、ある選手の動画にビックリした。

栗原(左)にアドバイスする中村晃(2020年1月13日)
栗原(左)にアドバイスする中村晃(2020年1月13日)

長崎の県営球場で自主トレを行っている中村晃が、ティー打撃をしているのだが、これが普通ではない。通常なら打球方向にあるネットが打つ場所のすぐ先にあるが、この動画では、中村晃が立っている場所から15メートルくらい離れたところにネットがある。それは打球が入る「ポケット」があるネットなのだが、中村晃は15メートル先の直径約2メートル弱のその円形ポケット目がけてティー打撃を始める。強烈なライナーが1球、2球、3球…。その打球は正確に15メートル先の「ポケット」に吸い込まれていった。そして最後の打球がネットに吸い込まれ、10球連続で「的」に入れることに成功したのだ。

技術の高さは半端ないと思う。プロとはいえ、フルスイングに近い力で放たれたライナーが、15メートル先のネットに正確に入っていくのだ。本人のインスタグラムのコメントによると昔、あるコーチに教えてもらった練習法で毎年やっているという。その動画の前には、右打席でロングティーをしている動画をアップしていた。中村晃のバットコントロール、センスは決して天性のものではないと痛感した。

中村晃は「食トレ」の様子もインスタにアップしている。「インスタで紹介すれば、後輩にも参考になると思って」。食事も、驚きの“ライナーティー打撃”も「後輩への受け継ぎ」を意識しているのかもしれない。

「今年から選手会長にもなるんで。いろいろやり方はあると思う」。打撃スタイル的には職人肌という言葉がピッタリな中村晃。野球以外のやることも「職人肌」だった。【ソフトバンク担当 浦田由紀夫】

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