プロ野球番記者コラム

「捕球見られない!?」大瀬良が仰天した藤浪の日常

<とっておきメモ>

<阪神1-1ヤクルト>◇19日◇甲子園

阪神対ヤクルト 162キロのストレートを投げ込む藤浪(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 162キロのストレートを投げ込む藤浪(撮影・上田博志)

阪神藤浪晋太郎投手(26)が球団最速、NPB日本人2位の162キロをたたき出した。同点で迎えたヤクルト戦の7回2死。代打松本友から高めの真っすぐで空振りを奪ってマークした。

   ◇   ◇   ◇

数年前の夏、藤浪は3歳上の広島大瀬良に心底驚かれたことがある。広島・流川の和食屋で久々に旧交を温めていた時、「スピード談議」に花が咲いた。

「もしかして…それだけボールが速かったら、キャッチャーがボールを捕る瞬間を見られないんじゃない?」

先輩が冗談交じりに問うと、後輩は申し訳なさそうに首を縦に振った。

「そうですね。確かに投げ終わって顔を上げたら、もう捕球が終わっている時はありますね…」

大瀬良は「マジか!」とのけ反り「すごい…」と苦笑いするしかなかった。

藤浪は何年も前から常々「球速にあまりこだわりはない」と言い続けてきた。球速より質。ただ、ライバルたちからすれば、その球界屈指のスピードは羨望(せんぼう)の的でもある。

この日の162キロは速さだけでなく、強さも伸びもあった。26歳。まだまだ記録は伸びそうだ。【遊軍=佐井陽介】

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