プロ野球番記者コラム

天国から川村さんも声援を…ソフトバンク12連勝

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<ソフトバンク8-1西武>◇23日◇ペイペイドーム

ソフトバンク対西武 西武に勝利したソフトバンクナインはハイタッチ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対西武 西武に勝利したソフトバンクナインはハイタッチ(撮影・梅根麻紀)

無言の背中が頼もしく選手たちを見つめている。ソフトバンクが破竹の12連勝。工藤ホークスとなって最長連勝記録を更新している。白星の数と歩調を合わせ3年ぶりのリーグ制覇へカウントダウンも加速している。一塁側ベンチに飾られている背番号「01」のホームユニホーム。先月16日に急逝した川村隆史コンディショニング担当(享年55)も、快進撃に天国から熱い声援を送っているに違いない。

「ホンマ、うちの選手たちはすごいですわあ。しっかり仕事をやりよりますわ。能力も高いし、頼もしいですわ」。トレーニング中に川村氏に声をかけると、いつも決まってこう返してきた。選手の力を信じる人だった。

選手会長の中村晃が中心となって9月20日の楽天戦(ペイペイドーム)から、川村氏のユニホームも「ベンチ入り」することになった。本拠地のみならず千葉、仙台、所沢、大阪、札幌と5つの敵地も帯同して、共に戦ってきた。ユニホームが飾られた直後はチームは苦しかった。10試合は3勝6敗1分け。負けが込んだ。「川村さんに何とも申し訳ない」と、スタッフも漏らしていたが、正念場の10月に入ってからチームは強烈な追い風に乗って連勝街道を突き進んでいる。毎試合、ベンチにユニホームを掛ける山口マネジャーは連勝が始まってから験(げん)を担いで洗濯は控えている。

川村さん、もう少しの辛抱です。マジック4。早ければ明日25日にも3年ぶりのV奪回となる。工藤監督が深々と頭を下げて引き揚げた後、この日も歓喜のベンチから背番号「01」が最後に退場した。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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