14年ぶりに中日に復帰した福留孝介外野手は、1977年(昭52)4月26日生まれ。今季は満44歳シーズンとなる。さまざまな年長記録への挑戦が楽しみなシーズンとなる。
持ち前の集中力と勝負強さで、古巣では代打での起用が予想される。ぜひ目指してほしいのが、代打本塁打の記録だ。球団最年長は、15年に和田一浩が43歳2カ月で記録。開幕時点で43歳11カ月の福留が今季中に打てば、これを更新する。セ・リーグ最年長記録は、44歳5カ月だった金本知憲(阪神)が12年に放っている。福留が9月26日以降に打てば並ぶ。なおプロ野球最年長は80年野村克也(西武)の44歳11カ月で、今季中に上回ることはできない。
代打という枠を取り払った球団最年長本塁打は、15年谷繁元信の44歳4カ月。福留が8月26日以降に打てば並び、9月26日以降なら単独最年長に躍り出る。
ところで、福留がこれから少々頑張って現役を続けても、更新が難しいのが「安打」「打点」の球団記録更新だ。最年長は、48歳0カ月。往年の名スラッガーの数字ではない。投手の山本昌がその人だ。13年8月28日ヤクルト戦に先発し、5勝目を挙げた。この試合の2回無死満塁で打席に立ち、25学年下の22歳八木亮祐の140キロ直球を中前へ。5年ぶりのタイムリーを放っている。福留が追いつけるのは、2025年。なお「打席」の最年長も山本昌で、14年に49歳1カ月で記録。福留は今季を含めあと6年間も現役を続行する必要がある。上には上がいるのだ。
有望な若手野手たちのお手本として、福留には与田監督はじめ首脳陣の期待がかかっていることだろう。ベテランが活躍を見せる伝統を持つ中日は、もう一花を咲かせるには絶好の場所だ。今季も楽しみに見つめていたい。【記録室=高野勲】




