プロ野球史上最大の争奪戦!?が繰り広げられている。
事の発端は12日。ヤクルト球団マスコットつば九郎のFA宣言だ。「つばくろうはFAせんげんいたします。2021 つばくろう まふゆのだいぼうけんだ!!」と“置き手紙”とぬいぐるみを球団事務所に残した。12年以来2度目の決断に、直後からオファーが殺到した。
BC・新潟からは3年契約で日本酒と新潟産のお米食べ放題。新潟・燕市は「つば九郎米」2896グラムと特産のスプーン・フォークの出来高つき。J2愛媛はみかんジュース飲み放題。“カインズホーム”の株式会社カインズはDIYで新スタジアムを新設。栃木県警は「レクサス」や「GT-R」などのスーパーパトカー乗り放題。警視庁は全国初導入のサイレン等を装備した電動自動2輪車をつば九郎専用車両とするなど、日を増すほどに拡大。現時点で100件以上のラブコールが寄せられている。新潟・柏崎市のPRマスコットキャラクター「えちゴン」は、つば九郎移籍後のヤクルト球団マスコットに名乗りを上げるなど、日本全国を巻き込んだ“大騒動”となった。
9年前のFA宣言では、他社移籍の場合は、帽子のYSマークやユニホームのスワローズロゴは商標登録しているため使用禁止となることが判明。衣笠球団社長兼オーナー代行から「よそに行ったら『なに九郎』になるのか」と迫られて降参となった。“大人の事情”も分かっての今回のFA宣言。つば九郎の決断に注目が集まる。今年のヤクルト担当記者として、日刊スポーツもこの争奪戦に参戦することをひそかに期待している。【ヤクルト担当 湯本勝大】




