地位が人をつくる。という言葉がある。昨年末、22年シーズンの広島野手主将に、野間峻祥外野手(28)が就任することが決まった。

身体能力や潜在能力の高さは、誰もが認める。18年には規定打席に達して打率2割8分6厘を残した。ただ、持っている能力からすれば、昨年までの成績は物足りない。それだけに、8年目のシーズンに与えられた新たな立場が、殻を破るきっかけになればと期待する。

精神面が課題と言われていた。これまでは良くも悪くも隙があったのかもしれない。人としては魅力のひとつでも、アスリートとしては課題にもなる。

ただ近年は、表立って発言することがなくても、若手へ助言が増えたと聞く。3連覇を経験した選手としての自覚だろう。昨年末の主将就任時には「若い選手が増えてきているのでやりやすい環境も大事だけど、なあなあになってはいけない」と厳しい一面ものぞかせた。高校、大学に続く主将就任が、わずかな隙を埋めてくれるきっかけになるかもしれない。【広島担当=前原淳】