<ソフトバンク3-6日本ハム>◇3日◇みずほペイペイドーム

華々しくアーチが飛び出してホークスが勝つのでは、と想像していたが、結果は逆だった。いきなり日本ハムに先制パンチを食らった。モイネロが初回に先頭万波に17号先制アーチを被弾するなど5失点…。3回にはマルティネスにも12号ソロを許してKOとなった。

敗戦ゲームを見守った王球団会長も悔しそうだった。「しゃあないよ。1回に取られたらなあ。立ち上がりは難しいんだよな。スイスイと1アウト、2アウトが取れたらいいんだけど。(モイネロは)ここのところちょっとボール球が多いもんな。球数が多いでしょう。まあ、次は修正するでしょう。また明日」。残念そうに球場を引き揚げていった。

記念日だった。47年前の1977年(昭52)9月3日はホームランの世界記録となった「756号」が飛び出したメモリアルデーだった。巨人王がハンク・アーロン氏の持つ通算755本塁打を抜き去った。日本のプロ野球ファンには忘れられない栄光の日。勝ち試合ならば、王会長にも「756号談」を振っても気分もよかったろうが、さすがに2位日本ハムに敗戦では少しばかり気が引けてしまった。

3点を返したホークス打線だったが、やはり魅力ある本塁打はチームを乗せるし、ゲームの流れを大きく変える。今季チーム本塁打は97本とリーグではトップの数字だが、さらに9月戦線では本数を伸ばしてもらいたいものだ。投手陣にも少しばかり疲れが見え始めた。シーズンで最も苦しい時期だろう。狙って打てるものではないことは分かっているが、チーム活性の一撃になることは変わりない。本拠地にテラス席ができて10年目のシーズン。過去9年はチーム本塁打はすべて100本以上。ラストスパートへ向け、豪快なアーチが見たいものだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

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