今夏甲子園優勝の東海大相模(神奈川)は、人生初マウンドの大木翔太郎(3年)が7回無失点で4強入りに導いた。5回まで毎回走者を背負いながら踏ん張り、83球7安打2三振の好投。打線も16安打で援護し、今大会から適用された初のコールド勝ちを決めた。智弁和歌山、中京大中京(愛知)、鳥羽(京都)も準決勝に駒を進めた。
今夏甲子園ではベンチ外だった大木が、サプライズ起用に応えた。先発を告げられたのはこの日の朝。5歳で野球を始めてから「投手だけはやったことがなかった」という165センチの右腕が、直球とスライダーだけで抑え込んだ。打撃投手として制球力に定評のあった背番号13は「何も考えないで投げた。信じられない」。門馬敬治監督(45)は「1イニングくらいと思っていた。一番頑張った子なので、すごくうれしい」と笑顔だった。

