春夏連続で甲子園に出場した仙台育英(宮城)の尾崎拓海捕手(3年)が早大に合格したことが15日、分かった。

 強肩強打の捕手で、出身の東京・保谷中では調布シニアに所属。日本ハムにドラフト1位指名された清宮幸太郎内野手(18=早実)とはチームメートだった。

 不屈の闘志を持つ男だ。今年1月下旬の練習中にボールを左目に受けて、左眼窩(がんか)底を骨折した。センバツの出場が危ぶまれたが、奇跡的に復帰。福井工大福井との初戦では代打で出場。今夏の甲子園は背番号12に降格したが、広陵(広島)との準々決勝では6番捕手で先発。甲子園で初のマスクをかぶって2安打と気を吐き「狙った球、打った球は覚えていない。みんなが応援してくれて打たせてくれた」と感謝していた。