全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第12弾は、甲子園のアイドル、坂本佳一さん(55)です。東邦(愛知)の1年生エースとして、準優勝した1977年(昭52)夏の甲子園で強烈なインパクトを残しました。「バンビ」の愛称で親しまれた坂本さんの高校時代を7回の連載でお届けします。

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1977年夏の甲子園、高松商との初戦に登板する東邦・坂本
1977年夏の甲子園、高松商との初戦に登板する東邦・坂本
1977年夏の甲子園決勝、10回裏にサヨナラ本塁打を放った東洋大姫路・安井(背番号2)と笑顔で握手をかわす東邦・坂本
1977年夏の甲子園決勝、10回裏にサヨナラ本塁打を放った東洋大姫路・安井(背番号2)と笑顔で握手をかわす東邦・坂本
2008年夏の甲子園開会式前の記念イベントで東邦のユニホームを着て登場した坂本佳一氏
2008年夏の甲子園開会式前の記念イベントで東邦のユニホームを着て登場した坂本佳一氏

 ◆坂本佳一(さかもと・よしかず)1961年(昭36)11月9日生まれ、愛知県出身。東邦入学後、1年生エースとして77年夏の甲子園に出場。決勝までチームを引き上げ、スリムな体形でマウンドを守る姿に「バンビ」というニックネームがついた。決勝ではサヨナラ本塁打を浴びて敗れ、以後は甲子園出場はない。卒業後は法大、日本鋼管でプレーした。