史上初となる2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭は、たくさんの関係者、ファンに迎えられ大阪市内の宿舎に戻った。

 緊張から解放された選手たちは、皆、笑顔でお互いをねぎらった。

 今大会3本塁打。2本目のバックスクリーン弾を放った根尾昂内野手(3年)は「正直、優勝の実感はまだないです。高校野球はこれで終わりましたが、僕にはまだ先がありますから。明日からも、まだやることはいっぱいあります」と先を見据え、引き締めた。

 優勝の瞬間を「最高の景色。これ以上ない光景だった」と締めくくり、最後はニッコリ笑った。