集中力の修徳、荒井監督のマネジメント術/東東京

<潜入>

<高校野球東東京大会:修徳6-5錦城学園>◇19日◇4回戦◇神宮球場

第101回全国高校野球東東京大会4回戦で、伝統校の帝京と修徳が底力を発揮して勝ち上がった。帝京の前田三夫監督は70歳、修徳の荒井高志監督は34歳。時代をまたいで老舗の看板を守り、磨き上げるマネジメント術に潜入する。

   ◇   ◇   ◇

7回の集中打で逆転した修徳の荒井監督は「疲れた…今日も頑張ってくれたよ」と息をついた。3回戦で二松学舎大付を撃破。勢いが止まらない。

コーチ陣が「まるで動物園」と笑う79人の個性派集団。同監督は「個々の力はあるから、かみ合うと勝つ。難しいことはできない。負けているときは、我慢をすればチャンスが来ると信じる。焦らず、全員で声を出す」。選手を信じて元気を前面に出すと決めている。劣勢の中盤も、ベンチから「よっしゃきたー!」「不動心いくぞー!」とチームのスローガンを叫んで機を待った。

試合を3つに区切って戦っている。「序盤は勢い、中盤は我慢、終盤は勝負」。日々のゲーム形式の練習から3イニングずつ戦い方を変え、自分たちの野球をやりきる上で何が必要かを考えてきた。2点を奪って主導権を奪い返した1回、最少失点で耐えた中盤。6回まで1安打も、連打で2死満塁とし村田修平内野手(3年)が走者一掃の適時二塁打を放った7回。集中を切らさず、プラン通りに逆転に成功した。

同監督は「勝ってもまだ通過点。甲子園に行きたい」。不動心で戦いきる。【加藤理沙】

その他の写真

  • 錦城学園対修徳 にこやかな表情で八十原(左)に話しかける修徳・荒井監督(中央)(撮影・伊作将希)