7回コールド負けした西宮今津だが、報徳学園を中盤まで苦しめた。

初回に5番中津陽(ひなた)主将の適時二塁打で1点を先取。先発右腕園田気合(3年)が切れのいい直球を軸に5回まで3安打1失点と力投した。

林秀樹監督(53)は「園田がよく頑張って、5回までは上出来でした」と言う。しかし6回2死走者なしから園田が連打を浴び、失点を重ねた場面を振り返り「打撃が的確です。少しの差に見えるかもしれませんが、そこが報徳さんの強さです」と話した。

元朝日放送アナウンサーの清水次郎部長(48)も部員の健闘をたたえながらも「力の差です」と、報徳学園の底力をたたえた。