山梨学院が逆転で勝利を収めた。

初回に2点を先制され、追いかける展開に。1点を追う3回1死二、三塁で4番栗田勇雅捕手(3年)が右中間に逆転の2点適時二塁打を放った。5回には、3者連続四球で得た無死満塁のチャンスでさらに1点を追加した。立ち上がり苦戦した吉川大投手(3年)は9イニングを投げ切り、13被安打も3失点に抑え、底力を見せた。

吉田洸二監督(51)は「心の切り替えがしっかりできていた。あそこでずるずるいかないで立て直した分は合格」と評価するも、先発の立ち上がりについては「あれは先発でやってはいけない」と厳しく指摘。「準決勝ではそうならないことを願う」と期待を込めて話した。