新任主将率いる大磯は、伝統校の前に6回コールドで敗れた。2安打のみと横浜商投手陣を捉えることができなかった。

瀬戸愛喜主将(3年)はコロナ自粛明けから主将を任された。夏の大会が休止になったことにより、選手5人とマネジャー1人の3年生たちが話し合った。そこで前任の主将が勉強に専念することに。それまで副キャプテンとしてチームを支えていた瀬戸が、代わりに務めることになった。「普段からキャプテンのつもりで引っ張っていけと監督に言われていた。あまり変わったことはなかったです」。今まで通りにチームをまとめ、初戦を突破。横浜スタジアムでの試合もできた。「一生に残る思い出になった。楽しさもあった。結果は満足してないですけど、できたことは人生においていいことだと思います」と晴れやかな表情を見せた。